平成24年9月9日(日)に真庭市総合防災訓練に参加してきました。
当院は「多数傷病者事故想定訓練」に真庭市医師会の救急医療班として参加しました。医師と看護師が一つのチームになり、医師は負傷者のトリアージによって分かれた応急処置の指示を担当し、看護師はトリアージ後の応急処置を担当しました。総合防災訓練に参加して感じたことですが、市、県、自衛隊、近隣自治体、民間事業者などの連携で災害時の救援体制がとられており、訓練が実施されたことは非常に素晴らしいことだと感じました。
平時に連携を確認する、連携があることを知るということは非常時に向けて重要な作業であると思います。しかし、大規模で広域な被害をもたらす災害が発生したとき、どれだけ初動で対応できるか、訓練時に揃えられている機器や人員がどれだけ有機的に働けるのか、また、同時に多発している緊急事案それぞれに、十分に配置できるかと考えると、残念ながら限界があるということも感じました。そう考えると、やはり自分はどうする、家族は、地域は、病院職員としては…と常日頃から考えることが大切だと思います。そして、それと同じくらい自分の身近な地域で、どのように共助を行っていくかということ、それを支援するための地域の災害対策本部があることが大切ではないかと感じました。
今後も地域住民の皆さまの安全安心な医療の提供と災害時の救助体制及び連携がスムーズに行えるよう、病院職員一丸となって頑張って行く所存です。
※一番印象強かった訓練は「土砂に埋もれた車両からの救出訓練」でした。真庭地区木材組合による倒木除去、真庭市消防団勝山方面隊・真庭消防署による土砂撤去、そして器具を使用した車内からの負傷者救出という一連の流れは見事でした。
県防災ヘリコプターによる 負傷者救出の模様 |
参加された落合病院の皆さまと 撮影しました |